多分すぐに飽きる日記

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ながいけん『第三世界の長井』1巻2巻3巻4巻 感想と解釈と考察と解説 I・Oと音那が可愛すぎる

はじめに

僕は漫画が好きで300タイトル以上読んでいるのですが『第三世界の長井』は一番好きな部類に入ります。

かなり面白いと思うのに知名度が低い。

ゲッサンの2018年11月号の連載分とかかなり面白い回だったのですがTwitterをサーチする限り言及している人が5人もいなかった。悲しい。

 

僕は好きな作品について色々な感想を読みたいんですよね。

そういう人は他にもいると思うので『第三世界の長井』の読者に向けて好きなシーンに触れたり、自分の感想や自分の解釈を長々と書いてみます。

ギャグシーンは面白いと思うけど言うようなことがあまりないのでサスペンス編というかI・O編を主に。

 

ちなみに”『第三世界の長井』考[3N]”というサイトがこの漫画の3巻までを非常に細かく考察していてすごいので、もし未読なら読むことを強くおすすめします。

以下ネタバレ注意

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聴いてほしいフジファブリックの曲紹介

 

この2つのツイートをきっかけに、Twitterで女性のオタクが自分の好きなバンドの好きな曲を解説するツイートが流行っているんですが、人の解釈や説明を読みながら曲を聴くのが俺は好きなんですよ。

俺も志村正彦時代のフジファブリックの好きな曲について適当に書きたいなと思ったので、やります。

 

こういうエントリを書く時は普通、そもそもフジファブリックとはどのようなバンドか? 志村正彦とは誰か? とか前置きしたほうが良い気もしますがしません。面倒だから。


代表曲
若者のすべて

ダントツで有名。

夏の終わりの花火大会に行った感想の曲。
フジファブリックの曲はどれも大体同じようなことを歌っているんですけどこれが最高傑作なのでこれだけ聞いとけばとりあえず良いです。

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桜の季節

四季をテーマに作られた曲第一弾、春編。

春のモチーフに桜を選ぶのは極自然の発想ですね。

 

春は出会いと別れの季節と言う通り、この曲では「僕」が遠くの町に行く人(恐らく女性)に愛を込めて手紙を書く曲です。

そう書くとなんだか青春とか恋って印象を受けますが…

oh ならば愛を込めて

so 手紙をしたためよう

作り話に花を咲かせ

僕は読み返しては感動している!

こいつは本当に恋愛をする気があるのか?

 

フジファブリックは男女についての曲が結構多いのですが、直接的に君が好きだとか守りたいとかは言わないでちょっとひねくれた言い方をします。この曲の場合は

その町にくりだしてみるのもいい

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陽炎

四季をテーマに作られた曲第二弾、夏編。

子供の頃のなんでもない一日を振り返り、現在の「僕」が胸が締め付けられて終わる曲。モチーフの陽炎が印象的に使われています。

一番好きな歌詞は

きっと今では無くなったものもたくさんあるだろう

きっとそれでもあの人は変わらず過ごしているだろう

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銀河

四季をテーマに作られた曲第四弾、冬編

秋担当の「赤黄色の金木犀」もいい曲だし人気だけど地域柄金木犀の香りを嗅いだことがないので何書けばいいかわからなかったから飛ばした。自由かよ。

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本筋に戻して「銀河」について書きますが今まで桜、陽炎、金木犀と来たら雪とかが普通の発想だと思いますが銀河です。そこは詩人・志村正彦。常人の感性ではありません。

この曲はリズム感重視で深い意味を込めているわけじゃないと思うし何を書けば良いのかわからない。タッタッタッタラッタラッタッタッに深遠な意味が込められていたらびっくりする。

 

ただこの曲の歌詞をそのまま受け取れば、二人が街を逃げ出してU.F.O.に乗って宇宙あるいは外国まで向かっていることになるけど、どこかからは妄想が入っていると思う。ただの主観で根拠はないけど。

逃げたはいいけど暇になってU.F.O.に乗る妄想をしているとか。

二人のどっちかがもう片方に片思いしているだけで、二人で逃げ出す所から既に妄想かもしれない。その場合片思いしている方が逃げ出したい気分なだけで。

ミュージックビデオは傑作だから踊りながら聴くと良いと思う。

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好きな曲

花屋の娘

路面電車に乗っていてたまたま窓の外に見かけた「駅前の花屋さんの娘」に暇つぶしに恋をして、妄想の中で菫と名付けたり公園で遊んだりする曲。

路面電車が移動してやがて見えなくなり、

そのうち消えてしまった そのあの娘は

野に咲く花の様

と花に例えて切なそうに歌い上げるのですが、こんなふざけた曲なのにちょっとしんみりしてしまいます。

 

名前も知らない女性に勝手に恋して「彼女はなんて名前なんだろう」と思いを巡らせるのではなく、

菫と名付けました

と歌ってしまうところに奇才を感じる。

 

記念写真

登場人物は「僕」と「君」。

「僕」は野球少年で今は大きくなっている。

「君」は恐らく野球チームの女子マネージャー。

 

「僕」と「君」の関係はかなり微妙で「僕」は「君」に色々なことを思ったりしていますが、それを口に出して言ったりはしないし、記念写真を撮って以来連絡を取り合っていなくて忘れられているとすら思っている。片思いだと思う。

 

記念写真は小学生か中学生の頃の野球チームを卒業した時期だと俺は解釈していますが、それで行くと「僕」は「君」と10年近く連絡を取り合っていないことになります。

その「君」に対し「僕」は

 電話の一つもしたのなら何が起きる?

と思い立ちます。ポジティブすぎる。タクシードライバーのトラヴィスか? 俺なんかはこんなことしたら嫌がられると思っちゃいますけどどうなんでしょう。

気持ち悪い男を意識的に描いているのかもしれない。でも曲がかなり軽快で不快感がない。

むしろかなり爽やか。

 

B.O.I.P.

これは「銀河」と同じで聞き心地重視だと思います。

脚韻が良いので一度聴いてみてください。

 

東京炎上

同じくリズム重視。

桃源郷や万華鏡に例えられる「君」がどんな女なのか俺にはよくわからない。

韻を踏むためであまり意味はないと思う。

けど多分色っぽいんだと思う。

さあ ダバダバ ダバチ ダバダバダバ さあ ダバ ダバチテ
さあ この胸 焦がしてよ シャバダバ いっそ 悩まして

 


星降る夜になったら

ストーリーを追うなら「僕」がずぶ濡れになってしまい、投げやりな気分になったのをきっかけに意識上の変化が次々と起こり、会いたくなって遠くの君の元まで夜行バスで迎えに行くみたいな曲ですかね。こうだとは言い切れないが。

全ての歌詞が明るくて前向きでちょっと幻想的な雰囲気があってとても良い。情景が美しい。

 

「どうでもよくなって」って一見後ろ向きな言葉と思われるかもしれませんが、重荷を下ろしたみたいな意味で使っているんだと思います。

 

自分の話になりますが、高校生の頃は自意識過剰気味で人の視線が気になって身だしなみを最低限整えないと外出できなかったけれど、大学生になったら急にどうでもよくなって寝癖つけたまま寝巻き着たままで買い物行けるようになったので、それに近いと思う。俺なんかに共感される歌詞が可愛そうだが。

 

雨のマーチ

雨の一日の曲。

かなり塞ぎ込んでいる歌詞で、「僕」は降ってきた雨が足にまとわりつくと感じるし、喫茶店のコーヒーはまずいしで、しょうがないから雨を見ていたら、振られた相手のことを思い出します。

僕を通り過ぎて遠くにいった人

時が経ったよ 戻れなくなっちゃったよ

あおいこにしたり戻したり

 

 フジファブリックの曲は急に「あの人」とか「君」の話が挿入されることが多いんだが、こういうところ好きだ。

「陽炎」も「赤黄色の金木犀」もそんな感じだし。

 

終わり

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代表曲はYoutubeの公式チャンネルにアップロードされているのでそこから入るのが良いと思う。

桜の季節あたりから書くのが面倒臭くなったし音楽的な知識も作詞者への造詣も深くないから実のあることを書けなかったけど誰かちゃんと読んでくれるのかな。

俺の夏休みの総括

大好きなブログがあって『多分毎日更新する日記』というんですが、このブログを開設して名前をパロディしようと思って『多分すぐに飽きる日記』とタイトルをつけたんですよ。

前回の記事を書いた後ブログのことなんかすっかり忘れていて、はてなブログからのメールで前回の更新から1ヶ月経ちましたよと知らされて名前通りになってちょっと笑いました。

なので何でも良いから書こうかと思います。

 

一応記事を書こうとは思ったんですが思いついたテーマが、俺の好きなライトノベル10選とか言って「ブギーポップ」とか「魔法少女育成計画」とか三秋縋を紹介するというものであまりにもライト層で需要が全く無いし面倒臭いので辞めました。

 

もう一つ書こうと思ったのは「送電塔のミメイ」というノベルゲームに感動して作中の伏線を全て解説してみようかと思ったんです。自分の創作の勉強になるかも知れませんし。途中まで書いていたんですが、このクオリティの作品をネタバレするのは嫌だなと思ったのとこれは作業時間膨大になるぞと気付いて面倒臭くて辞めました。

 

だからこのエントリは全く脳みそを使わずに書いています。そうでもしないと一生更新できないので。

 

何について書こうかと思ったんですが大学の長い夏休みがとうとう終わってしまうのでこの2ヶ月を如何に有意義に過ごしたかを振り返るため、やったことを全部書いてみたいと思います。

  • 遠くに住む父方の祖父母に16年ぶりに会いに行く
  • 「送電塔のミメイ」をプレイ
  • 「TRUE REMEMBRANCE」をプレイ
  • 「箱庭図書館」を読む
  • 「ZOO」を読む
  • 「JKハルは異世界で娼婦になった」を読む
  • 「幻想回帰のアリュージョニスト」第二章までを読む
  • 「キラキラと輝くもの」の前半部をずっとリピート再生する
  • 聴いたことの無い音楽を聴いてみる 気に入ったもの、Pink floydGarnet Crowヤプーズ平沢進
  • 「きっと、うまくいく」を視聴
  • 「サカサマのパテマ」を視聴
  • 遊戯王5D's」を視聴
  • 催眠オナニーに挑戦
  • シャトレーゼで2,000円分のアイスを買ってくる
  • 親にバイトしろと詰められて辛くて500円のソフトクリームを買う
  • 地震と停電であまりにも暇になって一人で川遊びをする
  • 停電中の街にいる若者は皆友人達と一緒にいるのに俺は誰も誘う相手がいないことが辛くて凹む
  • 人が死ぬと無になることが辛くて凹む
  • 就職で話すことがないことが辛くて凹む

あと俺は漫画をたくさん読むのでとても書ききれないですが、再読した物で「それでも町は廻っている」「第三世界の長井」、初めて読んだ物で「ラブやん」「鉄楽レトラ」は良かったです。

 

大体こんなものです俺の夏休みは。

BAD ENDかな?

 

ゲームや漫画の感想を腰を据えて書くのは骨が折れるのでそれはまた今度書くとして自分の身の回りのことについて書きます。

と言ってもほとんど何もしてないですが。不思議なことに学校が始まっても友人と遊ぶイベントが発生せずに講義と行き帰りがこの箇条書きの中に加わるだけです。

暇だとは思いませんが虚しいです。何だこの人生は???

 

催眠オナニーについて。

挑戦したって書いてますけど何度かやって全部失敗しました。

1時間くらいかかるのに失敗するとただエロい女の声を1時間聴いて射精しなかった馬鹿になるのがかなり堪えるので最近はしていません。

通常のオナニーは当然毎日していますが。

 

甘いものについて。

アイスとソフトクリームを買っていますね。

デブなので好きなんですよ甘い物。

俺は女の友達を一度も作ったことがないので当然彼女もできる兆しさえないです。

ないですが昔から痩せさえすれば彼女ができるという空想に取り憑かれていて、今年ついに8キロ程ダイエットに成功したのですが何も生活に変化がありません。性格がうんこなので当たり前ですが。

痩せてもしょうがないので好きなものを食うことに決めました。放って置いてくれ。

 

地震と停電について。

水道は止まらなかったので別にそこまで困りませんでしたね。

ただやることがなくて外を散歩していたのですが同じことを考えている人が多かったのか普段より若い人が目立ちました。

男も女も友達を連れて外出して非日常を楽しんでいるようだったので、俺は一人で5時間くらい外をフラフラしていたから悲しくなりました。

悲しいので川で一人で水切りをした。

 

死後の世界について。

人が死ぬと無になって考えることも見ることも聴くことも話すこともできなくなることが怖くてたまらなくて、確か幼稚園か小学校低学年の頃から同様の恐怖に襲われて夜眠れなくなっていました。10年以上経っても完治しないし、老い先短くなったらこれに耐えられる気がしない。

 

山月記

下吏となって長くひざを俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年にのこそうとした

という文章がありますがこれにかなり共感できて、この頃の中国で百年とは永遠くらいの意味らしいですけど、俺も何かの形で世に名前を残したいんですよ。

自分の曾祖父さんや曾祖母さんの名前を言える人がどれだけいますか?

遺伝子を後の世に残したって祖先という単位で思いを巡らせることはあっても、もはや個人として誰にも思い返されないんですよ。耐えられない。

その点ラノベ作家にさえなれば死後100年経っても自分の著作が読まれたり自分の名が読まれる可能性がある。

なりて~。

絶対なってやる!

 

あと就職活動の時バイトも勉強もしない学生生活の何を語れば良いのかわからないし。

 

でもこれだけラノベ作家になりたいとか言っておいて、ライトノベルやなろう小説を読んでいる時間よりも漫画に費やす時間のほうがよっぽど多いんですよね。

そんな奴が何を書けると言うんだ。漫画家を目指そう。絵の才能あるし。

最後に俺の書いた十六夜咲夜を置いておきます。転載フリー。

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将来の夢

 働きたくないしラノベ作家にでもなろうかと思いましたが、文芸部に入部したのに一作も書き上げずに遁走した僕がそれになれるとは思えません。

 でもやっぱりサラリーマンとして働きたくはないし、働ける気もしないので、まずは長い文章を書く練習から始めようかと思ってこのブログを開設しました。

 

 僕の行動をこのように説明すると高校時代の出来事が思い出されます。

 ゲームが作りたくて高校のパソコン部に入部して、何もプログラミングのことがわからないまま制作に取り掛かったのですが、全然わからなくて飽きて退部しました。

 僕と同じくプログラミングについて無知な状態から始めた部員の一人は小さなソフトを幾つも作って経験を積み上げ、最後には立派なゲームを作り上げていました。

 彼は一度、僕に「最初から大きな物を作ろうと思ったって無理だよ」とアドバイスをしてくれたことがあります。その正論を当時の僕は全く聞き入れようとしませんでしたが。

 

 あれから3年経って、ようやく彼の言葉が示す現実を呑み込む度量を手に入れたということかもしれません。

 俺には特別な才能なんかないので、それでも何かすごいものを産み出したいと思うなら地道な努力を積み上げるしか無いというわけです。前途多難ですね。